ロードバイクにつけるライトを選ぶにあたってお手軽価格か、しっかりしたライトがいいのか、お迷いの方も多いのではないでしょうか。
市街地だと周りがけっこう明るいので、簡易的なもので済ませたくなりますよね。
ロードバイクにつけるライトは、さほど需要がないパーツと思いきや、実はロードバイクにつけるライトはこだわる方が多く、メーカーから数多くのライトがラインナップされているのです。
この記事では安価な市街地向けライトから、夜の山道用までさまざまなライトを紹介します。
ちょっとライトにこだわってみようかなと思っている方は、ぜひこの記事をご覧ください。
購入のヒントとなることでしょう。
ロードバイクのライトの電源
ライトの動力となる電源には3つのタイプがあります。
方式によって価格がことなりますので、用途にあわせて選択しましょう。
充電式
電池代がかからず、充電の残量がわかる充電式ライトは毎日の通勤に使うライトとして最強です。
とくにこだわりがなければ、ロードバイクにつけるライトは充電式を選ぶのがよいでしょう。
電池式だと、残量管理が難しいんですよね。
いきなり切れたりして、通勤の道中で戸惑うことがけっこうあるんです。
ロングライドに使う場合、モバイルバッテリーがあれば充電できる点もポイントが高いです。
ラインナップされているライトも徐々に充電式にシフトしつつあります。
電池式
価格は充電式に比べると割安ですが、案外電池代がかかるので使えば使うほど充電式のほうがコスパがよくなります。
充電式のライトが登場してからは、電池式を選ぶ理由がなくなりました。
多少高くても充電式ライトを選んだほうが、ストレスなく使い続けることができます。
たまにしかライトを使わない、という方はむしろ電池式のほうが良いでしょう。
ソーラー充電式
充電の手間がかからず、電池もいらないのでソーラー式こそ最強に思われますが、実は欠点があります。
太陽光の状況に左右されることと、電源の持続力が弱い点です。
通常の充電式と併用できると良いのですが、ソーラー式のみだと長距離のライドにつかうライトとしては使い勝手は悪いでしょう。
駅前まで等、短距離だと充電切れの心配もなく便利に使えます。
効率よく太陽光を集められるライトの登場が待たれるところです。
ロードバイクにつけるライトのメーカー
自分が現在使っているライトを含めて、代表的なメーカーを5社ピックアップしてみました。
Moon
Moonは現在、自分が使ってるライトで、とにかく充電も持ちがいいんです。1日1時間程度の利用で半年近く持続します。
1996年にOEM販売からスタートし、2005年にMoonの名前で販売をスタートした歴史のあるライト製造の会社です。
夜の山岳にも使える1700ルーメンのライトから、市街地での利用に最適な600ルーメンのライトまで幅広く対応しています。
価格は安いほうではありませんが、充電持ちの良さだけを見てもかなりのお買い得ライトですよ。
長時間駆動が強み。実用性が高いライトが揃っている。
キャットアイ
ロードバイクのライトといえば、キャットアイ。
おなじみのライトメーカーです。
特にこだわりがなければ、キャットアイを選んでおいて間違いはないというほどの信頼を積み上げています。
昭和29年創業の大阪に本社を置く会社で、ライトやリフレクターの他にサイクルコンピューターにも強みがあります。
様々なライトがラインナップされていますが、現在のメイン商品はVOLTシリーズでしょう。
危険な夜の幹線道路でもしっかりと存在をアピールでき、事故のリスクを回避できます。
持続時間は控えめながら、汎用性が高いライトが揃っている。
市街地モデルは明るさが最適化されているのもポイント。
サイクルベースあさひPB
あさひのプライベートブランドであるCBAは、パーツ各社のOEM品で構成されており実はかなりのお買い得なのです。
あさひで売られているCBAのライトは、なんとキャットアイのOEM品で、本家よりも割安で買うことができるんです。
キャットアイのライトを買うならあさひのOEM品を買った方がお得ですね。
近所にあさひがある方は、一度確認されてみてはいかがでしょうか。
ライトだけでなくメンテ用品もOEM品が揃っておりお買い得ですよ。
OEM品のため、お買い得モデルが多数。
実店舗のほうが品揃えが良い。
レザイン
レザインはアメリカの自転車パーツメーカーで、ライトの他に、GPSやボトルケージ、も扱っています。
レザインのライトの特徴はなんといってもデザイン性です。
CNC加工のアルミ削り出しのライトは、金属が好きな方にはうってつけではないでしょうか、
トムソンのシートポストのような、アルミの美しい造形のライトが使いたい方はレザインを選びましょう。
ライト本体の性能も申し分なく、お気入りのライトを長く使いたい方にピッタリのメーカーです。
デザイン、実用性ともに高水準を実現。
海外通販で買うほうがお得なケースも。
ライトに必要な明るさ
明るさを示す単位と、それぞれの用途で必要な明るさをまとめました。
カンデラとルーメン
カンデラ | 光源からの光の強さ(光度)を表す単位 |
ルーメン | 光源からの光の量を表す単位 |
カンデラの値が大きいほど遠くまで照らすことができ、ルーメンの値が大きいと周辺を明るく照らすことができます。
フロントライト
フロントライトは道路交通法により、10メートル先の障害物を照らすことができる明るさが必要とされています。
したがって、カンデラ400以上の明るさが必要です。
市街地の場合対向車が多いので、明るさ控えめなライトを選んだほうがトラブルに合わずに済みます。
ライトは少し下を向けて取り付けるのを忘れないようにしましょう。
テールライト
夜間の走行にはテールライトが必要です。
点滅だけでも問題ないと思いますが、念の為点灯できるものを選んでおきましょう。
明るさの目安は、100メートル先からでも視認できる程度となります。
テールライトを下向きにせずにつけている方がかなりいますが、後ろを走るひとにとってかなり危険なので、テールライトは確実に下向けにして取り付けましょう。
市街地の場合、明るさは抑えめくらいがちょうどいいです。
実用性ならコレ!ロードバイクのライト8選
これを選んでおけば間違いなし!といえるライトを8つ選びました。
【キャットアイ】ボルト400
ボルトシリーズのスタンダード
ボルトシリーズのちょうど中間に位置するモデルです。
ライトとしては少し高めですが、ロードバイクを通勤に使い、かつ夜も公道で練習したい方にピッタリ。
ハードユースに大活躍してくれることでしょう。
- 約400ルーメンの小型・軽量、ハイパワー充電ライト
- 手軽なUSBで6時間で充電
- 充電タイミングが分かるバッテリーインジケータ・充電インジケータ搭載
- ハイ・ミドル・ロー・※デイタイムハイパーコンスタント・点滅の5モード
【キャットアイ】アーバン2
街乗りライトといえばコレ!超定番アーバンの進化系
昔からある街乗り超定番ライトです。
乾電池式ですが、汎用性がとても高いライトで使い勝手の良さが魅力的。
アーバン2はアーバンのマイナーチェンジモデルで、電池残量がわかるようになっています。
なお、アーバン2は店頭販売専用となっています。
- 防水性に優れたデザイン(防水性能:IPX7)
- 電池残量が分かるバッテリーインジケータ搭載(インジケータが赤色に点灯後も約30分間前照灯としての明るさをキープ)
- 点灯・点滅 2モード
【Moon】METEOR STORM PRO
驚異の持続力!明るさも十分すぎるほど
Moonのフラッグシップライトです。夜に山岳を通過するブルベではこのライトが大活躍することでしょう。
ライトの持続時間は驚異の最長1000時間!
実用的に使うともっと短くなると思いますが、ひと山超えるには十分の持続時間です。
ブルベに参加する方は、このクラスのライトを持っておくと心強いですよ。
- 最大点灯光量:2000ルーメン 最長使用時間:1000時間
- 充電時間:4時間(2A)、8時間30分(0.5A)
- 点滅:フラッシュ16時間~300時間(1750~50ルーメン)、STEADY フラッシュ 25時間~100時間(1750~50ルーメン)、DAYフラッシュ110時間~1000時間(1750~50 ルーメン)
【Moon】METEOR-X AUTO
長距離通勤の心強い味方
Moonのスタンダードモデルで、こちらも電源の持続時間がアピールポイントです。
最弱の輝度で使うと、1日1時間程度の利用で3ヶ月以上充電いらずで済みます。
価格も手頃で、オススメできるロードバイクのライトです。
- 450ルーメンの明るさ
- 点滅:フラッシュ 90時間(60ルーメン)、STEADYフラッシュ 45時間(200ルーメン)、DAYフラッシュ 78時間(500ルーメン)、SOS 47時間
- 充電時間:2.5時間
- オートスイッチ機能付き(トンネル等で自動点灯)
【LEZYNE】MACRO DRIVE 1300XL
アルミボディが美しいデザインライト
ライトの機能とデザインの良さを兼ね備えたレザインらしいライトです。
特徴はなんといってもCNCアルミ二ウムボディの美しさでしょう。
ライトは基本的にプラスチックボディで、美しいとはいい難いものが多いのですが、レザインは所有する喜びもあります。
1300ルーメンの明るさと、148時間の持続時間も見逃せないポイントです。
- 最大1300ルーメン
- 148時間のロングランタイム
- CNCアルミ二ウムボディ
- 充電時間: 3時間30分
【LEZYNE】CLASSIC DRIVE 700XL
実用性とデザイン性を兼ね備えたバランスモデル
ロードバイクにつけるライトは、コンパクトな円筒形がしっくりきますよね。
LASSIC DRIVE 700XLはロードバイクに最適化されたスタイルを踏襲しつつ、十分な機能を備えたライトです。
夜間だけでなく、日中の安全も確保するデイタイムフラッシュ機能を備えており、バッテリーインジケーターの残量もしっかりと確認できます。
- 最大光量: 700ルーメン
- 最大ランタイム: 95時間
- 充電時間: 3時間
【TOPEAK】 レッドライト2
街乗りならコレ リアライトの超定番!
リアライトの超定番、トピークのレッドライト2です。
値段も手頃で、明るさも十分、フレームだけでなくサドルバックやリュック、ヘルメットにも装着できる汎用性が高いリアライトです。
点滅で100時間持続するのも、見逃せないポイントです。
特にこだわりがなければレッドライト2で十分です。
- 点灯 : 60時間、点滅 : 100時間
- コイン形リチウム電池 2個付属 (CR2032)
- レッド LED 4個
- 20g
【LEZYNE】FEMTO DRIVE REAR
ピンポイントライトでも注目度は十分
小さなリアライトで、フレームだけでなく、ヘルメットやサドルバック、リュックなど様々な場所にぴったりとマッチします。
小さいながらも輝度は十分で、遠く離れた場所から存在をアピールできます。
レザインらしく、小さなボディであっても高級感のあるCNC鍛造アルミニウムボディで構成されており、所有する喜びを満たしてくれるリアライトです。
- CNC鍛造アルミニウムボディ
- 2つのCR2032ボタン電池を使用
- 最大光量: 7ルーメン
- 重量: 31g
まとめ:夜の走行にライトは必須です
夜にロードバイクで外を走る方にとってライトは必須です。
ロードバイクにつけるライトは数多くの種類がラインナップされていますが、自分の走る環境にあわせて選びましょう。
1時間以上の通勤であれば充電式を選んだほうが、結果的にコスパがよくなります。
ライトは自分の身を守るためのものなので、十分に輝度があるものを選びケチらないようにしましょう。
個人的には自転車通勤する場合、ライトは長く使うことになりますし、デザインがいいレザインのライトがいいなぁと思いますがいかがでしょうか。
デザインや見た目がいいと、大事にしたくなりますしね。
みなさんも自分のロードバイクにピッタリとハマる、かっこいいライトを見つけてみてはいかがでしょうか。