どうも、sayranです。
静かなブームを迎えつつあるマウンテンバイク。
今回の記事はマウンテンバイクのサスペンションについてです。
悪路を走破するときに欠かせないサスペンション。マウンテンバイクのシンボルともいえるパーツです。
各種メーカーや、サスペンションの種類、調整方法など見ていきたいと思います。
できればエア式を選んだ方がいい
サスペンションはエア式、コイル式があります。
エア式はミドルグレード以上、コイル式は廉価版の完成車についていることが多いです。
サスペンションの価格差は重さと調整幅の差と構造の違いです。
どのような種類があるのか、どのようにサス調整したらいいのか見ていきましょう。
コイル式
廉価版の完成車についている事が多いコイル式ですが、コイル式には
- コイル+MCU
- コイル+オイル
の組み合わせもあります。多少グレードが高いコイル式です。
コイル+MCU
コイル+MCUはサスペンション内部にコイルスプリングと エラストマーというゴムのダンパーが入っている物です。
【ダンパー】はスプリングの動きをコントロールしやすく調整する芯棒のようなパーツです。
- スプリングの縮み側の調節、伸び側の調節
- 障害物を乗り越える衝撃を調整するロースピードコンプレッション
- ジャンプやドロップからの着地の時の衝撃を調整するハイスピードコンプレッション
など値段が高くなるほど調節ができる範囲が広がります。かなり細かい調整が可能です。
コイル+オイル
コイル+オイルはエラストマーの変わりにサスペンション用オイルを注入し、オイルの粘度を替える事によって細かく調整するものです。
- サスペンション内で発生する熱を抑える
- サスペンションをスムーズに動かす
という役割もオイルは兼ねています。
ハイグレードなモデルはダイヤルでオイルが動く量を調整できるので、オイルを入れ替える必要がありません。
エアー式
エアー式は割高ですがコイル+MCU、コイル+オイルの機能が一通り備わっており、ミドルグレード以上の完成車にはエア式のサスペンションが付いている事が多いです。
トラベル量とよばれる、サスペンションの沈み幅を調整する方法を確認しておきます。
サグ調整
トラベル量(沈み幅)の目安です。
悪路でのバイクコントロールはライダーによって行うのが正しいですが、コントロールしきれない分をサスペンションで補います。
- 街乗り 60~100mm
- XC 80~120mm
- トレイル 120~160mm
- エンデューロ 160~180mm
- ダウンヒル 180~200mm
ライダーが乗車してサスが沈む量を示す数値を【サグ】といいます。よってトラベル量調整の事をサグ調整といいます。プリロード調整ともいうみたいです。
以下、手順を要約してみました。
- ヘルメットやウェア、シューズなど普段乗る時と同じ条件で乗車する
- ツール等で体重に合った空気圧を見つけ、専用ポンプで空気圧をセットする
- ポンプをつけたままサドルを強く押し下げ、サスを動かす。
- フォークについているOリングの移動量で数値を測る
- .Oリングからシールまでの距離をミリ単位で測る。
- ツールを使って理想的なサグ量を計算する。実際に測定したサグ量が理想値より2-4mm以上異なる場合は、空気圧を調整する。
このような細かい手順で適性なサグ値を出していきます。しかし、サス調整って想像以上に大変なんですね。。。コースによって調整値も変わってくるでしょうし。
メカ好きな人はハマれそうな趣味だと思いますが、面倒臭がりな方やメカが苦手な人にはちょっと大変です。
以下、参考サイトです
サス交換やサスの素材
サスペンションの素材で大事なポイントはアッパーチューブの素材です。サスが動くときに擦れるところですね。
エアに影響があるので摩擦熱をできるだけ抑えられる事が望ましいです。
コーティング>アルミ>スチールの順で価格が違います。特殊コーティングされているものは、より高価です。
サスの交換も可能です。これはロードバイクと同じく、径と形状が同じものでないといけません。
代表的なメーカ
代表的なメーカー3社です
アッパーチューブに施されたカシマコートによりバターのようなスムーズな動きを実現しているとのことです。ストリート定番のメーカーです。
マウンテンバイクのサスフォークといえばこれ、って感じですよね。今はSRAMの傘下となっているそうです。MTB市場ではSRAMがかなり強いみたいですね。
サンツアーって有名な日本のパーツメーカでしたが、今は海外資本となっています。マグネシウムを使った高性能なサスが売りです。
サス調整は熟練が必要
サスの種類や調整について勉強がてら一通りみてきました。予想以上にサス調整は経験や練度が求められる作業ですね。
では、今回のポイントです。
- エア式はコイル式の機能を包括している
- サグ調整は基本に忠実。分からない場合は専門店へ
- アッパーチューブの素材やコーティングにも注目
お金に余裕があるならエア式のサスを選んで、サグ調整は基本に忠実に行いつつ自分のライディングスタイルや体形に合わせていくのがよさそうです。
しかし、マウンテンバイクのパーツは奥が深そうですね。今回はフロントフォークのみでしたが、フルサスになるとまた特殊なパーツが増えますからね。
webで色々調べつつ記事を作成しましたが、趣味としてのマウンテンバイクへの興味は増すばかりです。
web上の情報も案外網羅されていて、やっぱり新たにマウンテンバイクブームがきてるんだなぁと実感しました。
次回はフルサスについて、記事にしてみようと思います。
おわり