マウンテンバイク

マウンテンバイクブームはまた到来する

どうも、sayranです。

先日、マウンテンバイクでの自転車通勤について記事にしました。

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来るべきマウンテンバイクブームに備えて、今までの歴史、過去のブーム、現在の状況を抑えておきましょう。

そして、何故またマウンテンバイクブームが到来するのか。その理由も考えてみました。

マウンテンバイクブームはまた到来します。

マウンテンバイクの歴史

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ブームを察知するにはまず過去の歴史からです。マウンテンバイクの歴史を抑えておきましょう。

マウンテンバイクは、いかにもアメリカらしい遊び心にあふれた自由な発想のもとに誕生しました。

遊びの延長からどんどん発展していき、現在ではXCやダウンヒル、フリーライドやオールマウンテンと多岐にわたるジャンルで親しまれています。

マウンテンバイクがどのようにして発展していったのか、時系列でおさらいしてみたいと思います。

マウンテンバイクの誕生から黎明期

大まかなマウンテンバイクの誕生から世界に広がるまでの道のりです。このムーブメント、いいですね!

  1. 1970年代後半にカリフォルニア州サンフランシスコあたりの沿岸部で、ビーチクルーザーや実用車などに太いタイヤをつけ、急勾配の丘を下る遊びを始める
  2. 丘を下る遊びをやってるうちに誰よりも早く未舗装道路を下りたくなってきて、レースに発展
  3. 面白そうだと、ロード選手からもこのレースに参戦。その中にマウンテンバイクの創始者と言われるゲイリーフィッシャーもいました。

  4. より頑丈なフレームを探し、パーツは既製品だと物足りないので自作、ディスクブレーキのはしりみたいなパーツを考えたり創意工夫し始める

  5. やがて、一般的な自転車パーツで物足りなくなったジョー・ブリーズが、オフロード専用フレーム「BREEZER」を完成させる

  6. 続いて、ゲイリー・フィッシャーとチャーリー・ケリーがマウンテンバイクス社を作ってマウンテンバイクの販売を始める

  7. 仕上げに、ロードバイクメーカでも有名なスペシャライズド社が最初の量産MTB「スタンプジャンパー」を販売。これが全世界に広がってマウンテンバイクが世界に定着。

スケールが大きな夢のある話です。丘を下る遊びが発展して専用の自転車ができ、それが世界に浸透していくってすごいです。

1980年代~90年代 パーツメーカーの参戦や競技の定着

ネット社会でないアナログ時代に世界規模で広がっていったこのムーブメント。凄いですね。

この流れに、当時の各パーツメーカーも続々とマーケットに参加します。

シマノの現在のXTシリーズは1980年代の初めからスタートしました。

続いてサンツアーもコンポメーカーとして参戦。日東もこの時期にマウンテンバイクのハンドルバーを作成しています。

アメリカやフランスでマウンテンバイクの専門誌の創刊、そして1990年には世界選手権でマウンテンバイクの競技が始まります。

1996年にはアトランタオリンピックでクロスカントリー競技が正式採用されます。

誕生から10年と少しで、競技にまで発展したスピード感もすごいですが、遊びから発展したってところがいかにもアメリカ発らしくていいですよね。

日本でのムーブメント

日本でのムーブメントは意外に早めに訪れます。

1980年代の初めには早くも、現在のアラヤやミヤタ、丸石自転車などが自社ブランドのマウンテンバイクを制作しています。

その後、1988年に全日本マウンテンバイク選手権大会が開催されています。

ストリートからのブーム

別の方面でのマウンテンバイクブームがありました。

こちらの記事にブームの興隆が詳しく書いてあります。日本でのマウンテンバイクブームはサブカルのほうから来たイメージがありますね。

平成自転車ブーム総括

記事によると、MTBを国内に紹介したのがBE-PAL、ファッション業界などの流行に敏感な層を取り込んだのがマガジンハウスとあります。

そういえばサス無しVブレーキのオフロードバイクや、モトクロス自転車、バイクも流行っていましたよね。子供の頃の記憶にうっすら残っています。

競技サイドからのブームでなく、ファッションやストリートからのブームだったようです。最近だと、ハンドル幅が狭いピストが流行ったのと同じ流れですね。ブームの規模はマウンテンバイクのほうが大きかったみたいです。

原因不明の人気急降下

その後記事によると、2003年あたりからいきなり人気が急降下したとの事です。しかも、人気が急降下したのは日本だけでその理由がイマイチわからないらしい。。。他の国ではマウンテンバイクはずっと人気を維持しています。

入れ替わりでロードバイクが流行り始めます。2003年といえばランスアームストロングがツールを勝ち始めたころです。

ランスアームストロングの活躍でロードバイクが流行り始めたとは思えないですね。このブームはマウンテンバイクとは違い、ストリート発という感じではなさそうです。ロードバイクを扱う販売店が増え始め、マウンテンバイクを扱う販売店が減少します。

すこし後に、ピストがブームになりましたがこちらはストリート発です。ロードバイクブームは長く続いていますが、ピストブームはすでに終わりました。

ロードバイクとマウンテンバイク ブームの明暗

マウンテンバイクのブームは2003年ころに急降下したと記事にありますが、体感的にはその前から一般的なブームは終わっていたような感じがしました。

流行ってるなぁって感じは1990年代の初めくらいじゃないでしょうか。ブームの名残として今でもマウンテンバイクルック車が残っています。

ターゲッティングとブランディング

ロードバイクとマウンテンバイクってユーザー層が違いますよね。昔のロードバイク乗りってすごくインテリチックな感じがしました。

趣味には金を惜しまないって感じがします。なんとなくランニングが趣味な方たちとイメージがかぶっています。

一方マウンテンバイクは、金がかかる趣味ですがユーザー層はインテリチックではないです。細かい事は気にしないエンジョイ勢って感じです。

長い期間、ユーザーからフレームやパーツの買い支えを受けてきたロードバイクと、お金を使うユーザーが減少したマウンテンバイクとの差はマーケティング戦略の違いだったのかもしれません。

金にならないから国内代理店が積極的に扱わないんですよね。でも、どこかが積極的に売り始めないと金になるかどうかわかりませんよね。

ロードバイクブームが来たころはどのような販売戦略がとられていたんでしょう。この点は気になります。当時の資料があれば掘り下げてみたい分野です。

マウンテンバイク再興の鍵はYouTube×ストリート

ブームの鍵は以前と同じようにやっぱりストリートでしょう。現在のロードバイクユーザーへの訴求はちょっとピント外れです。

かつて雑誌がブームのきっかけとなりましたが、現代ではYouTubeです。マウンテンバイク動画の再生数は思いの外多く、現代人はアウトドアの遊びを欲しています。

ストリートではスケボーが数年前から地味にブームリバイバルしているので、もしかするとBMXの次にマウンテンバイクが入り込む需要があるかもしれません。

あとは国内代理店と販売店が思い切って舵を切れるか、だと思います。ロードと同等、それ以上に商売になりそうですけどね。

マウンテンバイクブームはまた来ます

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マウンテンバイクの歴史から、日本でのブームの興りと終息、そして現状まで見てきました。

30年前くらいに興った日本でのマウンテンバイクブーム。これがまた到来します、と予言します。

理由は、日本のスポーツバイク業界が今後も継続していくためです。

世界にならって、ロードバイクの需要もさすがに頭打ちになります。シクロ、グラベル、eバイクと新しい市場を探していますが、ロードバイクユーザーに新しい自転車の楽しみ方を訴求するには限界があります。

キーワードはストリート×YouTube。これで新しい層がスポーツ自転車に興味をもつのでは?と思っています。

もし、このタイミングでブームが来なかったらもうずっと来ないです。日本のお金になるスポーツバイクビジネスがロードだけだと業界的にきついでしょう。

そんなわけでマウンテンバイクブームが来る前に、当ブログでも定期的にマウンテンバイクの記事を書いていきたいと思います。

余裕があれば完成車も購入したいところです。もし手に入れたら、通勤はもちろんのこと、都会での楽しみ方などをお届けしてみたいですね。

おわり

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